BLOG/むかし男ありけり

桃山時代、京都のどこか。

何やら忙しそうにお仕事されておられますね。


紙に刷毛で糊を塗っておられるのかな?

手前の方は包丁で重ねた和紙を切っているところですか。

棚には折本や巻物、裂地や和紙などの材料も見えるね。

床の間らしきところには襖や障子、掛けてあるのは短冊ですね。

25種のさまざまな職人の働く姿を描いた『職人尽絵』は、

近世初期の狩野吉信の代表的。

桃山時代の京都あたりの職人を描いたものといわれ、

大先輩の「表具師」さんも生き生きと描かれています。

その技術が、現代の表具師さんに受け継がれているんですね。

ほら、ぽっちゃりした職人さんも誰かによく似ている、

むかし男ありけり。

BLOG/◯△□

BLOG / 京表具教室 横被(おうひ)

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