BLOG/お茶屋さんの内緒ばなし

「ここでは言えしまへんけど、政(まつりごと)やお商売、色恋のお話も

ぎょうさんお聞きしましたえ。」

祇園のお茶屋、登喜家さん。

先々代の女将さんの時代から、お客さんの内緒話を聞いてきた彼女たち。

120年ぶりにお色直しをさせていただきました。

絵が描かれている絹は、裏打ち紙が剥がれひび割れています。

蝶番が切れ、下地も状態が悪いので新しく作り替えましょうね。

絵絹を屏風から外し、裏返してひび割れを合わせて

裏打ち後、欠損部分には同じような絹をパズルのように穴埋めしときます。

屏風に張り戻し、可愛い模様の織物で縁(へり 周りのボーダー)を張り

透明感のある赤ため漆塗りの縁(ふち 枠)が合わせましょう。

アクセントに本金菊桐透かしの隅金物を取り付けとくね。

「へえ、きれいにしてもうておおきに。」

1日も早くこの騒動が終わり、

女将さんとともに、これからもお客さんの内緒ばなしを聞いてくださいね。

できれば京都が活気づく話がええなぁ。

BLOG/いまどこ 皐月

BLOG / ひび割れた大地

関連記事

  1. BLOG/カラスにえさをやる人

    さあ、パンでもお食べ。「ぎょうさん撒いてくれんるで…

  2. 仕事/WORKS 修理修復

    「修理修復」京表具の大切な仕事の一つに、傷んだ表具の修復が…

  3. BLOG/いまどこ 如月 

    裏庭にうぐいすが来ています。「梅にうぐいす」は定番の取り合…

  4. BLOG/受け継ぐ

    江戸時代の国学者で歌人の賀茂真淵(かものまぶち)の和歌です。…

  5. BLOG / ひび割れた大地

    長年お座敷を見守ってきた絵。画家だった曾祖父さまが描かれた…

  6. BLOG/タイムカプセル 襖の下張

    なになに?「明治6年5月6日午前1時過ぎに皇居が炎上し、聖…

  7. BLOG/屏風 雑誌掲載していただきました。 

    WEB雑誌に掲載していただきました。チルチンびと 日本の美邸…

  8. BLOG/◯△□

    「◯△□」は天保時代の仙厓(せんがい)禅師の書。一説には森…

最近の記事

PAGE TOP