BLOG / 横被(おうひ)

BlOG / 額

ほとんど作る機会はないのですが、

縦長の掛軸を横に広げたような、横被(おうひ)という掛軸です。

掛軸の発祥の地、中国では壁が木板で出来ているため、

打ち付けた釘にこの横長の掛軸を引っ掛けて飾ったといわれています。

日本では開口部が大きく、横長の掛軸を飾る場所がありません。

壁も竹で編んだ下地に土の塗り壁なので釘が効かず、

木村栖翠先生揮毫

襖のようなパネル状に仕立てて、襖などの開口部の鴨居上に掛けたのだろうと

いわれています。

仏教とともに中国から伝来した表具は、日本の気候風土、生活様式、美意識や

文化に育まれ、独自の進化を遂げましたのですが

横被仕立ての掛軸にその原型が見られます。

BLOG/葡萄美酒夜光杯

BLOG/◯△□

関連記事

  1. BLOG / ひび割れた大地

    長年お座敷を見守ってきた絵。画家だった曾祖父さまが描かれた…

  2. BLOG / むこう向きうさぎ

    BlOG / 襖お〜い、どっち向いてんの?え、違う…

  3. BLOG/タイムカプセル

    日本古来の和釘。墨で書かれた印。使…

  4. BLOG/東寺の縁日

    京都の東寺では毎月21日に市が開かれ「弘法さん」と呼ばれ多…

  5. BLOG/新時代の工芸2021

    「京都市伝統産業つくり手支援事業」のご支援をいただいた「いまどこ」。…

  6. BlOG / 壁に和紙を張る

    BlOG / 壁装45cm×30cmに切った(こうぞ)紙の周りだけ…

  7. BLOG/タイムカプセル 襖の下張

    なになに?「明治6年5月6日午前1時過ぎに皇居が炎上し、聖…

  8. BLOG / 京表具教室 横被(おうひ)

    BlOG / 京表具教室もちろん手の消毒窓は全開、…

PAGE TOP