「美味しい葡萄酒を満たす夜光の盃」
書展に出品するうちの奥さんの作品です。
葡萄酒に似合うワインレッドの絹を着せてあげましょう。
ぶら下がる風帯(ふうたい)は竹屋町柄の金蘭で、
葡萄の房をイメージ。
ワインボトルのコルク栓を軸先(じくさき)に取り付けましょう。
唐の詩人、王翰(おうかん)の「涼州詞(りょうしゅうのうた)」。
本来は辺境地での兵士たちの生活や気持ちを歌ったものですが
「中秋の名月に2人で美味しいワイングラスを傾けてるイメージにしてほしい。」
という作者の意図を汲んで、
遊びごころいっぱいの掛軸になりました。